普段は特に気にならない尿の色ですが、ある日いきなり濃い色の尿が出ると驚いてしまいますね。

前日にお酒を飲みすぎたり、逆にほとんど水分を取らずトイレの回数が少ないなど、理由があれば一過性の症状が考えられます。
しかし、特に原因がなく尿が茶色くなるなど色に変化が起こったら、肝臓数値が高いのかもしれません。

意外と見過ごせない!尿の色で体調状態がわかる?

実は、顔色と同様に尿の色も肝臓の状態を知るバロメーターの役割をしてくれます。
肝臓に異常があると、肝臓数値が高くなるなど数字で知ることができます。

しかし、肝臓数値は頻繁に測るものではありませんし、血液検査を受けた時に数値に問題がなければ1年に1回の健康診断の時にしか検査をしません。

もしかしたら、前回の検査では数値に異常がなくても、その後に肝臓の障害が進行している可能性があります。
次の検査までそれに気がつかなければ、思わぬ病気になってしまうこともあるのです。

肝臓は、現段階で分かっているだけでも500種類もの働きを持っていると言われています。
それでも肝臓自体が自身の細胞の再生を行うので、機能障害があってもなかなか表面化しませんが、尿には比較的現れやすいのです。

恥ずかしながら、私も仕事で帰りが遅く睡眠不足と疲労困憊な状態が続くと尿の色が茶色くなることがありました。また、風邪を引いたときなどは比較的に濃い色の尿になります。これは、体が体内の毒素を一生懸命、体外へ出そうとしてくれている証拠です。

尿の色の正体は?

尿はうっすらと黄色みがかっているのが普通ですが、この色素となるのはウロビリノーゲンです。
ウロビリノーゲンというのは、ビリルビンという物質が胆汁と混ざり合って腸内細菌で分解されることで生成されます。

胆汁と混ざり合うのは肝臓に吸収されてからなので、肝臓に異常があると、尿内のウロビリノーゲンが増量します。
そのため、尿の色が濃くなることがあるのですね。

それでも昼間は、水分を摂取する量も多く、尿もこまめに排出されるためそれほどひどい色にはなりません。
しかし、寝ている間は水分を摂取しませんし、寝汗などで水分不足になるので、朝一番の尿は茶色くなっていることがあります。

これは肝臓に何らかの障害があるかもしれない証拠ですから、検査で肝臓数値を測っておきましょう。

肝臓の不調が現れるということは、肝硬変や肝臓がんなど重篤な病気が発症している可能性もあります。
ですので、少しでも尿の色に異変を感じたら、肝臓に異常がないか早急に調べてください。