臓器の中でも、生命維持に重要な働きを持つ肝臓は、他の臓器よりも人一倍働いています。
その分負担も大きいのですが、我慢強い肝臓は、多少のダメージを受けてもSOSを発することなく黙々と働きます。
そのため病気になっても分かりづらいのですが、気付いた時には肝臓数値が高く急性肝炎を発症している可能性があります。

数値が高い方は急性肝炎には要注意!

肝炎は、肝臓に炎症が起こっている病気です。
肝臓が炎症を起こす主な原因はウイルスですが、他にもアルコールやアレルギー、中毒、薬剤などもあります。

こういった原因で起こる肝炎には、突発的に起こる急性肝炎と肝臓数値が長期間正常に戻らない慢性肝炎、重篤な急性肝炎の劇症肝炎の3種類が挙げられます。

ただし劇症肝炎は特殊ですし、慢性肝炎は長期的に検査をしていれば発見しやすいです。
ですので特に注意が必要なのは急性肝炎です。

急性肝炎を引き起こす原因となるのは、80%がウイルスだと言われています。
普通、ウイルス感染をするとすぐに症状が現れるので、例えば風邪などでもすぐに対処できます。

しかし急性肝炎のウイルスというのは、感染してもすぐに症状が現れません。
一般的な症状は倦怠感や食欲不振などですが、こういった症状が出るのは感染してから数週間もしくは数ヵ月後なのです。

ストレスが最近たまっていると思った時は要注意!

しかも倦怠感や食欲不振という症状は、疲れやストレスなどでも起こります。
そのため急性肝炎になっていても気がつかず、対処が遅れてしまうことが多いのです。

といっても、急性肝炎の治療は基本的に安静にすることであり、点滴など薬物投与は症状の改善目的でしかありません。
ですので人によっては、症状が緩和されて治ったと思っても、対処が遅れると治りきらないことがあるのです。
急性肝炎が治りきっていないと慢性肝炎に進行していきます。

慢性肝炎が進行すると、肝硬変になることもありますし、さらに重篤な病気が発症するかもしれないので、急性肝炎の段階で気づくことが重要なのですね。

急性肝炎は症状が発症する前に対処するのが一番です。
その判断目安となるのが肝臓数値なので、数値が高い人は何の症状がなくても検査をしておきましょう。