お酒を飲みすぎると、肝臓数値が高くなり脂肪肝や肝硬変などの肝臓病になる危険性が上がります。お酒の飲みすぎと肝臓数値の上昇に関連があるのは、多くの方はご存知です。

ただ、肝臓数値が高くなる方が先か、それとも脂肪肝や肝硬変となったがために数値が高くなってしまったのかは正直わかりにくいところがあります。肝臓は沈黙の臓器といわれ、問題を持っていてもなかなか初期症状が現れないことで有名です。

ここでは、肝硬変の方の数値の平均値やなぜ肝硬変を発症してしまうのか、そして、禁酒することで数値を下げることができるのかどうかをみていきます。

肝硬変の人の肝臓数値はどのくらい?

健康診断の時にも頻繁に出てくるGOTとGPTは肝臓数値の中でもメジャーなものです。肝硬変の疑いがあるのかどうか、悪い状態が改善したかどうかを見るときに参照する数値ですが、本来は肝臓がどれくらい壊れているのかを見るためのモノです。

その中でも、最近お酒を飲みすぎて肝硬変にならないか心配だといった方は、y-GTPの数値を見ることがほとんどです。y-GTPは特に飲酒量によく反応する数値だからです。

特に、40代にもなって若いころと違い二日酔いの疲労感もなかなか抜けなくなってきたと感じている中で、お酒の量が逆に増えてきて辛いと感じている方はy-GTPの数値が基準値よりも大きく高くなります。

y-GTP:10~50→成人男性

y-GTP:9~32→成人女性

肝硬変の方の場合では、50~300の方で肝硬変の疑いが高くなります。注意するべきなのは、3桁まで数値が上がってきてしまっている場合です。100以上、肝臓数が上がってきているなら、肝硬変の疑いが高いと考えてもいいでしょう。

ただ、例外もあり、お酒を飲まない人でもy-GTPが基準値よりも高くなることもあります。その場合は、薬の服用によってもγ-GTPの値が高くなることがあります。肝臓病、原発性胆汁性肝硬変とよばれる胆道系の病気、抗てんかん薬、抗けいれん薬、向精神薬、ステロイドなどの薬を摂取する場合も、γ-GTPの値は上昇することもあります。

 

肝臓数値を禁酒によって下げることはできるのかどうか?

そもそも、肝臓は細胞数が多い臓器で、再生も活発に行われる部位です。健康な肝臓であれば、柔らかく細胞の活動も活発なため体内の毒素を問題なく分解してくれます。

焼肉屋さんで、出てくるレバーを見ても、美味しいレバーほど柔らかいのは健康な肝臓だった証拠です。人間の肝臓にも同じことが言え、肝臓に負担をかけ続け細胞破壊を頻繁にするような生活習慣や食生活を長期間続けていると肝臓がだんだん固くなってきます。

その結果、肝硬変になるというもの。要は、肝臓がだんだん固くなって、細胞内での代謝活動が悪く疲れやすくなったり、吐き気などに悩まされます。

お酒は、肝臓に負担をかけてしまう代表格。そもそも、体にとっては有毒物質と判断されるものなので、大量にとってしまえば体に毒です。なので、普段お酒で肝臓を破壊し続けてきた方が、一か月の禁酒をすることで肝臓数値は下げられると期待できます。

ただ、最近ではお酒を飲まないのに脂肪肝になり、肝臓数値が高くなる方も増えてきているので、脂っこい食事やコンビニ弁当、お菓子類などを食べすぎてしまわないようにする注意が必要です。