基本的に、ダイエットというのは体脂肪を減少させて体への負担を減らすものですから、健康にも美容にも良いことです。
しかし、過度の食事制限や許容量を超える運動など、無理なダイエットは非アルコール性脂肪肝炎を引き起こす可能性があります。

非アルコール性肝炎は、名前のとおりお酒を飲まない人に発症する脂肪肝です。テレビでも紹介されましたが、無理なダイエットによる脂肪肝(NASH)患者が肝硬変まで進行させてしまったケースもあります。体に良いと思っていたことが、まさかの不健康を招く危険もあります。

非アルコール性脂肪肝炎になると体が危険な状態に!

そもそも、普通のアルコール性肝炎は、慢性的な飲酒や過度の飲酒などで脂肪肝になり発症します。
しかしお酒をほとんど飲まない人でも起こるのが非アルコール性肝炎です。

脂肪肝というのは、簡単に言うと肝細胞の中に油が溜まっている状態で、この状態を放っておくと肝臓内の環境が悪化します。
すると、肝細胞が油によって腫れ上がり、時間の経過とともに壊れてしまいます。

肝細胞が壊れると炎症が起こったり、肝臓の組織が線維化して硬化するなど重篤な症状に進行しますが、これが非アルコール性脂肪肝炎です。

ダイエットをし過ぎてしまうと脂肪肝になる?

非アルコール性脂肪肝炎はダイエットと関係ないように思えるかもしれません。
しかし、無理なダイエットには非アルコール性脂肪肝炎のリスクファクターが隠されているのです。

正しいダイエットというのは、油分や糖分を控え、栄養バランスの取れた食事をし、ウォーキングなどの有酸素運動を毎日続けるというのが王道です。

ですが短期間で大幅な減量ができるようなダイエットをすると、体は飢餓状態だと思い防衛機能が働くのです。
飢餓に対する防衛機能が働いて筋肉や脂肪細胞がエネルギーを放出すると、代謝が低下してエネルギー量が著しく減少します。

そして肝臓には、体がエネルギー不足にならないように、脂肪を蓄えるという働きがあります。
そのため飢餓状態になると肝臓は脂肪を蓄えようとするため、エネルギーは消費されていないのに脂肪が溜まってしまいます。

つまり無理なダイエットで肝臓に過剰な脂肪が溜まることで肝臓数値も上昇し、非アルコール性脂肪肝炎が発症するのです。

正しいダイエットをすれば、1ヶ月に2kgから3kgの減量が可能ですし、この減少幅がもっとも健康に良いと言われています。
いくら短期間で痩せても肝機能に障害が出ては意味がないので、無理なダイエットはやめましょう。

何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しですね♪