会社の定期健診の際に、肝臓数値が高く再診察が必要といわれてしまった方の中に、たばこもお酒も飲まないという方が結構数います。肝臓が悪くなるのって、お酒を飲みすぎたり、たばこが原因ではないの?と思われがちです。

ただ、意外と普段の生活で肝臓に負担をかけていることはいっぱいあります。そこで、今回はお酒やたばこを吸わないのになぜ肝臓数値が高くなるのかをご紹介します!

肝臓数値が高いのはなぜ?たばこやお酒を飲まないのに肝臓が悪くなる原因

会社で定期診察を受け、結果を受け取ったら、

肝機能検査にて異常が認められます。3ヶ月後に再検査を受けてください。】とありました。

GOT:基準値【10~30】

GPT:基準値【5~42】

y-GTP:基準値 40IU以下

総ビリルビン:基準値【(0.2~1.0 mg/dl)】

のところを、GOTは80以上、GPTは100以上、y-GTPは60以上、総ビリルビンに関しても1.5以上という結果に…

今まで、お酒をたくさん飲んだり、たばこを吸ったりする習慣はないのに…肝臓数値が基準値よりも結構高くて焦っているという方はホント多いです。私も、実はお酒は強くないのでたくさん飲まないですし、たばこはもちろんすいません。それなのに、肝臓が悪くなりやすい傾向にあります。

肝臓に負担をかけてしまうような目立った習慣はないのに、数値が高くなる傾向にあるのは基本的な肝機能が低下している可能性があると考えられます。

その主な原因は以下

  • 脂肪肝の可能性※中性脂肪が低いからといって、脂肪肝にならないとは限らないので注意です。
  • 急性肝炎
  • ウイルス性肝炎
  • 慢性的な寝不足
  • ストレスが多い生活をして、解消できていない
  • 脂っこいものを日常的に食べている
  • 運動不足傾向にある
  • 過度なダイエット
  • 女性の場合は甲状腺機能亢進症の可能性※あくまでも可能性の話ですので、生活習慣をまずは見直すことです。

肝臓に何らかの疾患がある場合がほとんどですが、それ以前に生活習慣に問題があるケースが考えられます。生活習慣が悪いと、検査前に限りいくら健康的な生活をしても数値は一日で改善しないと考えていいでしょう。

よく検査の前には脂っこい食事を控える方がいいといいますが、普段から脂っこいものを食べている場合は関係なく数値に表れてきます。睡眠に関しても、検査前にいつもよりたくさん寝たからといって、劇的に肝臓が回復するのは考えにくいです。

ちょっと話がずれてしまいますが、睡眠不足は負債のように積み重なってしまうもので、その負債は一括返済できません。つまり、総睡眠不足時間を解消するには、毎日最適な睡眠時間【個人差はありますが、おおむね7時間といわれます】よりも多めにとり、3カ月程度その生活を続ける必要があるのです。

なので、検査前日にたっぷり寝たからといって慢性的な寝不足によって肝臓に負担をかけている方の場合は、数値が高くなる傾向があると考えられます。

睡眠が十分に取れていないと、ストレスをうまく解消できない状態になりますので、余計寝不足を助長して破壊された肝臓細胞の回復が遅れてしまいます。

肝臓は細胞数が多く、再生が早いとは言われますが、睡眠中の成長ホルモン分泌が細胞の再生に不可欠です。

ダイエットに関しても、よく寝る人ほど基礎代謝が活発になるといわれますが、これは肝臓健康と比較的関連のある話です。肝臓はエネルギー代謝にも貢献しているので、肝臓細胞が元気になればそれだけエネルギー代謝も上がります。つまり、太りにくいし痩せやすい体形になるのです。

こう考えると、良質な睡眠を十分にとることが肝臓数値を下げることに最も効果的だと言えるので、寝具にこだわってみたり、睡眠の質を上げる工夫をしてみるのがいいでしょう。

もちろん、重大な肝臓病の可能性も捨てきれませんので一度お医者さんに相談してみるのをおすすめします。