お酒をたくさん飲む人は太っていると言うイメージがあるかもしれませんし、実際にそういった情報もよく見かけますね。
ですが厳密に言うとお酒と肥満は結びつくことはありません。

その代わり、脂肪肝になって肝臓数値が上がるという説もありますが、いったい何が本当なのでしょうか。

肥満と肝臓数値の高さはどう関係する?

まずお酒と肥満に関してですが、お酒を飲むと太ると言われるのは、お酒に含まれる糖質とおつまみが関係しています。
お酒の原料は種類によって異なりますが、例えばビールだと麦芽ですし、ブランデーは白ぶどうから作られるワインが原料です。

このように、お酒には糖質が含まれているものが多く、それを何杯も飲むので太ると言われるのですね。
また、お酒のおつまみは味付けが濃く、油を使ったものも多いため高カロリーです。

しかも酔っ払ってくると、満腹中枢が正常に働かなくなるため、普通なら食べられないぐらいの量を食べてしまうこともあります。

そのためカロリーオーバーになり、太るということになるようです。
ですが、お酒に含まれる糖質はチョコレートや砂糖とは質が違うので、体脂肪にはなりません。

おつまみに関しても、よほどの量を食べない限り、それだけで太ることはないので肥満とは結びつきません。

脂肪肝と肝臓数値の高さの関係は?

ただし、お酒の飲み過ぎは脂肪肝になるリスクはあります。
脂肪肝というのは肝臓の細胞の30%異常が脂肪化している症状です。
こう聞くと、お酒で太らないのであれば脂肪肝にもならないのでは、と思うかもしれません。

確かにお酒には脂肪分はほとんどありませんが、肝臓でアルコールが分解されるときに、中性脂肪が生成されてしまうのです。それに、アルコールを分解するために肝臓が働くので、脂肪の分解が遅れてしまい体内に蓄積することも考えられます。
中性脂肪はメタボリックシンドロームの原因となるもので、内臓脂肪として蓄積します。

 

そのため、お酒の飲み過ぎは肝細胞を脂肪化させるリスクがあるのです。それに、加齢により筋肉量が落ち、基礎代謝も落ちてきた場合は、特に内臓に脂肪がたまりやすく肝臓にも脂肪がつきやすい。

よく、痩せている人でも内臓脂肪率が高くて、体脂肪率を下げてくれるお茶とかを飲んでいたりしますよね。

といっても、脂肪肝の一番のリスクファクターは糖質です。糖質が多いお酒を飲んだり、甘いものを食べたりする方が多いと脂肪肝になりやすいです。

なので、糖質が少ないお酒を居酒屋などでは頼むことが重要。
例えば、焼酎やウイスキーなどはほとんど糖質が入っていませんから、脂肪肝のリスクもありません。

つまりお酒は肥満になる、脂肪肝になって肝臓数値を引き上げるというのは安易な考え方と言えます。
お酒の種類や飲み方を選べばどちらも防げるものなのです。